𠮷見吉昭のプロフィール　⇒𠮷見吉昭のホームページ

昭和3（1928）年生まれ，京都府宇治市在住

学 歴

• 1940年　台湾基隆（キールン）市双葉尋常小学校卒業，7年制中高一貫の旧制台北高等学校尋常科（『文藝春秋』2024年4月号の「同級生交歓」に登場）に入学
• 1944年　同校尋常科を修了，同校高等科理科甲類に進学
• 1946年　同校2年を修了して台湾から引揚げの後，旧制松山高等学校理科甲類3年に転入
• 1947年　旧制松山高等学校を卒業，旧制東京工業大学に入学
• 1950年　同大学建築学科を卒業，工学士
• 1950年　ガリオア（GARIOA = Government Appropriation for Relief In Occupied Areas）留学生として米国ワシントン州シアトル市のワシントン大学（University of Washington）大学院に入学
• 1952年　同大学院シビルエンジニアリング専攻修士課程を修了，Master of Science in Engineering（工学修士）
• 1958年　米国イリノイ州エヴァンストン市のノースウェスタン大学（Northwestern University）大学院シビルエンジニアリング専攻博士課程（Cabell 奨学金受領）を修了，Ph.D.（ドクター・オブ・フィロソフィー）

職 歴

• 1945年　陸軍二等兵・一等兵
• 1947～1950年　山下寿郎設計事務所 （1974年に株式会社山下設計と改称）日英翻訳者
• 1950～1960年　山下寿郎設計事務所 建築構造設計技師 （留学中休職）
• 1961～1964年　カーネギー工科大学 (Carnegie Institute of Technology, 通称 Carnegie Tech) シビルエンジニアリング学科 Assistant Professor ［1967年に Mellon Institute と統合して Carnegie Mellon University （カーネギーメロン大学）と改称]
• 1964～1988年　東京工業大学建築学科 助教授・教授（評議員・教務部長・附属図書館長を併任） 　　　　
• 1988～1998年　清水建設株式会社 顧問 ・常任顧問
• 1988年～　　　 東京工業大学（2024年に東京医科歯科大学と統合して「東京科学大学」と改称）名誉教授

学 会

• 公益社団法人 地盤工学会名誉会員（元会長）
• 公益社団法人 日本地震工学会名誉会員
• 一般社団法人 日本建築学会名誉司法会員
• 米国シビルエンジニア学会（American Society of Civil Engineers, 1852年創立）終身フェロー
• 英国シビルエンジニア学会（Institution of Civil Engineers, 1818年創立）フェロー

受 賞

• 昭和50年度土質工学会（現地盤工学会）論文賞：「ゆるい砂地盤における液状化発生条件と液状化後の浸透現象に関する一連の研究 」
• 昭和58年度土木学会著作賞：『砂地盤の液状化』1980年版
• 昭和60年度土質工学会（現地盤工学会）技術賞：「原位置地盤凍結法による非粘性土の良質不撹乱試料採取技術の開発」（畑中宗憲博士・大岡弘博士・牧原依夫氏と共同受賞）

著 書

• 『土質力学（建築構造学大系3）』，彰国社，1967 年
• 『地盤の力学（建築総合演習）』，彰国社，1976年（橋場友則氏と共著）
• 『砂地盤の液状化』，技報堂出版，1980年
• 『砂地盤の液状化（第二版）』，技報堂出版，1991年
• 『地盤工学者のための英語入門』，地盤工学会，1998年（分担執筆）
• 『20世紀の災害と建築防災の技術』，技報堂出版，2002年（分担執筆）
• 『建築紛争ハンドブック』，丸善，2003年（分担執筆）
• 『地盤液状化の物理と評価・対策技術』，技報堂出版，2005年（福武毅芳氏と共著）
• 『地盤と建築構造のはなし』，技報堂出版，2006 年